先輩、次のライブはいつですかっ(*`艸´)♡♡

王朝時代へのノスタルジックを押し付けないでくれい。

 

ふたりを取り巻く違和感、というものを感じ始めたのは彼らが入隊する前から少しづつありました。例えば全国ツアーのアンコール時に相当長く流されたさまざまなスタッフ集合写真映像。帰りがけに「おいおい、うちわでやってほしいッス ^ ^;」ってビックリしましたね。映画のエンドロールみたいに一緒にステージを作り上げてきたスタッフの名前を挙げていくのならまだわかります。それがばんばん顔出ししちゃって、より多くのふたりの映像を期待してたファンに見せちゃうって。「やり方があっちっぽいなあ」とふと感じたんですよねい。スタッフさんには心から感謝しますが、ライトを浴びるアーティストたちの裏方さんに徹してこその存在だと自分は思ってます。楽屋や外出先で、ヘアメイクからスタイリスト、マネジャーまでアイドルたちと一緒に画像に収まってしまうことが当たり前になってる文化を思わせたからでしょう。まあ、申し訳ないんですが、ツアーステージで男性・女性カップルダンサーが”歌謡ショー”みたくひらひら舞い始めたときから呆然としてたんですけでも。いや、あの迫力・気迫で圧倒するステージはどこへ....って。(ノ_・。)

 

そして決定打になったのが、ユノさんが除隊してカムバックしたときのあちら事務所のプロモーション姿勢.....ばああんっ「皇帝の帰還」!(和訳が正しいかどうかw)「はあ?皇帝?KINGぅ?!@@;」どんだけ時代とズレてるんだこの感覚ってもうガックリしてしまったのです。確かに、あの伝説化してるMKMF2008でもわかるように、ピーク時のTVXQはまさにKPOP業界の絶対的存在でした。彼らの完璧なヴォーカルとダンス、そしてアジア・日本活動の成功はKPOPアイドルの憧れであり、越えたい目標だったと思います。そしてその後たくさんのアイドルたちがデビューして、次々といろんな音楽性を持った形で成功していきました。ふたりがカムバックした時にはすでに3世代進んだとまで言われていたんですよね。いわばふたりも(そして3人も)事実、他の若いアイドルたちと厳しい競争に揉まれていたわけです。それなのにあの事務所は未だに彼らをすべてのアイドルに君臨させていた感覚だったのかと。ステージ衣装も演出も大掛かり(だけど残念なほど粗雑(´;ω;`)ウゥゥ)で、どこか上から目線な姿勢は今の時代に逆行してる。いったいどのカテゴリのファンを増やしたいのか、戻したいのか。若い世代のファンが飛びつく演出とは思えませんでした。これってヤバイんじゃないのダイジョブなの?ってホントに心配でしたねい。

 

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         「なんだか ごちゃわちゃ♪」

自分が5人に巡り合ったのはまだ彼らが高校生の面影を残してるような時期。イメージ作りも時に迷走(暴走に近いw)しながらも、5人が作り上げた彼らにしかない世界がありました。完成されたパフォーマンスと、オフタイムでの親しみやすい5人の雰囲気。立ち位置的には頂点だったでしょうが、そこには「王様」とか「皇帝」なんてイメージはなかったと自分は思ってます。だからこそ彼ら5人はファンに愛され、今も5人のステージが観たいと言う新しいファンが増えているんじゃないでしょうか。自分にとって5人はいわば、”手の届かないめっちゃカッコいい憧れの先輩”的な存在でした。「今度ライブやるからみんなで来てくれる?( ̄ー ̄):*:」「行きます行きますっ!!♡ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♡」って感じの(笑)!なかでもチャミは加えて”きらっきらの王子様”だったんです。例え、自分のPCに▲〇#%な動画をダウンロードして朝には髭が濃くなる健全な男子であっても(爆)!

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 「王子様降臨☆(ちょっとゴテ感はあるが)」

ふたりのカムバック時のイメージやプロモーションは、逆に手っ取り早くつかみやすいイメージしか彼らに押し付けなかったんだと思います。なんでもっと丁寧に、より遠く彼らの将来を考えてくれないんだろうと悲しかったです。

 

それでもやっぱり、SNS上に見かけるようになった事務所ではなく彼らふたり、そして3人へのファン(多分、以前はそうだったんだろう)による辛辣なコメントを見かけると「そこまで追い詰めるんか」「それを言っちゃダメじゃん」って寂しくなります。書き込んでる方にとっては立ち寄ったような存在の彼らかもしれませんが、自分にとってはほんとうにほんとうに大切なタカラモノです。そして自分が立ち上がれないほどつらくて苦しかった日々のなかで、おひさまみたいに明るくて暖かくて、たとえ近くにいなくてもふんわりと包み込んでくれたひとたちなんです。日本での活動がまだまだ実らなかった頃も、あちらのファンから批判されたときも、いつも一生懸命にステージでは全力で前を向いて走り続けてきた5人でした。たどたどしい日本語をスタッフさんやインタビュアーさんに直されても「あ、〇〇デスネ」「日本語でなんてイイマスカ?」って日本語を覚えようとがんばってくれてた日々。豆花さんのブログにも記事にしましたけど、日本の合宿所の壁にホワイトボードをかけて5人で日本語の勉強をしている言い、そのボードがマジック跡で黒く汚れているのを見たときは胸がいっぱいになりました。仕事の合間に5人が代わる代わる日本語を書き込んで教え合っていたんだとか。チャミなんかは日常で使わないような小難しい単語を書いたりして、きっとにいちゃんたちからぶうぶう文句言われたんじゃないかと(笑)。

「(●`∀´●)”砂時計” これってナニ?」「それふだん使うの?(´Å`)」

「川Φω川ノここはヒザ!」「ヒジですd( ´・J・`)」「ヒジ?(∵ )」

各事務所への批判はどんだけでもやってくだされ。でもどうか、5人に同じような言葉をぶつけるのだけはしないでほしい。今回の騒動で「ふたりの真意がわからなくなった」といろいろとふたりの心のなかを探る書き込みが多くなりました。ファンに対して何も言わないから疑われる、と。じゃあ何か語れば信じてくれるのか。いちど疑った心はなかなか元のように戻ることは難しく、これからも不満が続いていくでしょう。ユノさんが我慢しきれずに流した涙も、チャミが描き続けた日本語の日記も、そして悲願だった日本活動を再開したじぇーさんとゆっちょんの努力も、疑うことになるのでしょう。自分は彼ら5人が転びながら、迷いながら、そして時には引き返そうと思ったに違いない日本での活動数年間を決して無駄にはしてほしくない。疑ってほしくない。ただそれだけです。

 

彼らの国にとって、日本そして日本語を積極的に取り入れるということは最大の難関、とてもピリピリした肌触りを持ちます。自分の国と比較して例えわずかでも誉めるなんてことはもう論外。以前、若手の俳優さんが「日本の撮影現場を見習ってほしい」と言ったひとことで酷いバッシングにあいましたし、今は解散した女子アイドルグループが記者会見で話した素直な日本での印象も攻撃されました。自分は5人を知ってからこの「??」を少しでも解きほぐしたいと、ぽつぽつと彼らの国についての著書を読み続けてきました。外交・政治・経済、そして歴史と文化。それまで中国以外はほとんど知らなかったアジアの国に初めて触れた気がしました。

 

あ、お茶なくなったわあ。「すいません、ランチくだしゃい。(●'▽'●)ノ」